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宮崎祐輔 谷鳳窯 -tanihou gama-

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谷鳳窯について

四百年以上前から続く肥前磁器の窯場の一つ、吉田皿屋の地に窯を築き、かって中国を旅したときに感じた、西域への想いを表現しようと染付、色絵、をはじめ多岐にわたる技法で土に寄り添い、やきものの限りない魅力を追い求め、早五十年。
ロクロから、絵付け、焼成にわたり、一貫して手作り、手描きによる手法で、1つ1つ心を込めて作陶しております。

宮崎祐輔 陶歴
  1954年    佐賀県嬉野市に生まれる  
1974年    20歳で日本伝統工芸展に初入選以後25回入選 
1975年    日本陶芸展に初入選以後6回入選   
1976年    現代日本陶芸展 招待出品  (ニュジーランド・オーストラリア)
1977年    谷鳳窯を開窯
1978年    24歳で日本工芸会正会員推薦される
1981年    西日本陶芸展 知事賞  
1982年    中国外遊(敦煌、大同、洛陽、西安、)
1983年    中国外遊(桂林)
1988年    吉田2号窯発掘調査(佐賀県立九州陶磁館)
1990年    パキスタン外遊(フンザ、チラス、ペシャワール)
1994年    モロッコ外遊
2000年    STSサガテレビ(陶美を求めて)シルクロードに魅せられて 放映
2000年    大英博物館   出品、寄贈    
2002年    トルコ外遊
2009年    『工芸いま 伝統と創造 九州・沖縄の作家たち (九州国立博物館)
2014年    嬉野吉田(皿屋地区)で初期色絵の陶片を収集
                    個 展 / 東京・大阪・福岡その他全国各地にて開催
現 在 / 日本工芸正会員
日本工芸西部支部幹事
    佐賀陶芸協会理事

  • 01

    吉田色絵について

    あたたかな風合いの磁器素地に素朴でおおらかな絵付けの表情は佐賀県嬉野市・吉田で生産された江戸初期色絵の特徴です。 1650年から70年代に色絵磁器を焼造していたのは、有田以外では石川県の九谷窯と広島県の姫谷窯しか知られていなかった歴史の中で 昭和63年古窯跡発掘調査から、時を超え、 平成26年に新たに発見された色絵陶片により研究が進み、嬉野市・吉田は「一瞬の流れ星のように煌めいて消えた、いわば幻の初期色絵」の窯場として近年注目を集めています。 先人の陶工達が与えてくれた新たな発見と共に 再興吉田色絵を表現したく作陶しております。
  • 02

    シルクロードについて

    初めてシルクロードの旅をしてから40数年の時が過ぎ 想い起こせば、酒泉から敦煌までの車での移動中、車窓から眺めた蜃気楼を背景に駱駝群のキャラバンがシルエットのごとく遠方を連れなっていく光景を見ました。 あの光景は私の夢中の世界だったのではないかと 今でも西城への郷愁、懐かしい心象風景に想いを馳せ、シルクロードテーマ作品を作り続けています。
  • 03

    土と釉薬について

    磁器にはきめ細やかな肌合いを出すために厳選された天草の陶土、陶器には独自に配合した陶土を使用しています。 釉薬には、この土地の田園の藁灰と、柞灰を入れ、作風によって透明感をだす、くすみを出す、などの繊細な調合を整え焼成を行っています。
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